投稿者: 歌がウマくなりたい人・ウマくなろうとしてる人の殆どは
・発声方法
・姿勢
・音域
に目が行きがちだが…
それは遠回りしてると思う
確かに、
美声で素敵な立ち振る舞いで低音から高音まで声が出たら超素敵には聴こえる
しかしこの考えは、数字で言う所の１０とか１００とか…そう言う世界でようやく使える技術
０とか１がちゃんと成立していないと中々ウマく使えない技術
最近気付いた
ボクの考える『歌ウマの極意』は
オケと歌のキメポイントを
０．１秒のタイミングで合わせる
それだけ
コレに気が付いたのはつい先日
ボクの勤めるTUAのレッスン（ライブパフォーマンストレーニング）にて
イイ感じに歌ってるのにどうしてもウマく聴こえないレッスン生がいた
レッスン中、独り頭の中で色々分析していて気が付いたコト
声の出だし（アタック）と声が無くなる部分（リリース）のタイミングが超微妙にズレていると全然ウマく聴こえない
既存の楽曲やMVなど、編集で超微妙なところまでタイミングなどを超微調整しているから
そういうモノはまずヘタには聴こえない
ヘタに聴こえたらそもそも売れないから、普通やらない
作曲や編集などをやっている人ならば馴染み深い
０．１秒の世界
コンプとか使用頻度の高いモノにつきものの
「msec(ミリセコンド)」
200msec違うとだいぶ違う
陸上の１００m走で解ると思うが、
０．１秒は結構な差がある
歌は、音の世界のモノなので
いわば「音速」の世界
１秒間に約３４０mも移動しちゃう世界
まさにマッハの世界
「そんな速い世界コントロール出来るわけねーだろっ！？」
と思ってしまった人は、受け身の人
楽器の音が来るのを待って、それを確認してからやっと自分の行動に移る…
そりゃ無理だわ
待っていると、気が付いた時にはもう遥か先にタイミングは過ぎ去っている
だって音速の世界だもの
見逃したらあっと言う間に数百メートルも差をつけられてしまうもの…
「じゃあどーすりゃいーのさ…クソが」
って思ってしまった人（ちゃんと読んでくれた人）だけに
感謝の意味を込めてちゃんと極意おしえます
「タイミングは、待つモノじゃなくて…予測するモノ」
どんな人間もとても高性能の脳を持っているので
予測なんてある程度は誰でも出来ちゃうから安心して下さい
リズム感が無いから…と心配してる人も大丈夫
タイミングさえ予測すればOK
リズム感が無い人の殆どは、
変な先入観だったり、くだらないプライドだったり、自分ルールが存在していたり…
と、自分中心に物事を考え、自分の頭の中だけで行動してるので、そういう残念なことに陥ってしまいがちです
じゃなくて、せっかく歌の大ヒントの音楽が鳴ってるんだから、それをシッカリ聴いて！
自分のタイミングじゃなくて、相手のタイミングに合わせてあげて！
そうすると、自ずとピッタリ合って素敵な一体感のある歌という音楽を表現出来るはずです
何故なら音楽とは、個人でやるよりも、自分以外のモノと一体感を感じながらすると超楽しくなるように出来ているからです
個人でやってると辛い事ばかりですもん…（特に作曲…w）
とまぁ、こういう予測やタイミングが掴めて初めて、発声方法や姿勢や音域が活きてくるのです
かといって、メトロノームを使うリズムトレーニングはちょっとお勧めしません
何故ならば、メトロノームは機械のようにある一定のリズムしか刻まないから…
現代音楽は、リズムが変わったり、リズム隊が居なくなったり、変拍子になったり…
と、必ずしも同じリズムをずっと刻んでないモノばかりですので
生楽器で演奏するのであれば尚更
リズムはそこで演奏してる人とボーカリスト…もっといえばそこにいるお客さんの呼吸次第で簡単に変わっちゃいますからね
ちなみに…
音感が無い人よりも、タイミングが悪い人の方が聴いてて辛いです
どんだけ美声でも、タイミング悪いと全然ウマく聴こえません
逆に…
音が外れても、タイミングさえバシッ！と合ってる人は超素敵に見えます
音楽ってそういうモンです。