先の先の先の先の考え

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近年、ゲームやスマホ、もっと言えばパソコンの普及により、すぐ目の前に答えが出る世の中になった
これはとても便利で、難しい思考を巡らせなくて済むとっても素敵アイテムでありツールであり、
人類の発明として素晴らしいもの。

しかし、それは逆に
先々のことまで考えるということをしなくなる怠けのツールでもある。

そもそも、発明とは怠けるためのモノであるから、
発明によって人類が怠けてしまうのはとても利にかなっている現象なので良いのだが…。

一番大切なことは、発明で怠ける前に何がどうなったからそのような結果が生まれたのか?
という、便利になる前の過程がちゃんと解っていて、それから初めて便利となるベキものなのだと思う。

例えば食事
食事をするには?という問題に対し
コンビニ弁当を買ってチンする…という答えは便利の発明的考え
そうではなく、食材を手に入れ、それを料理し、器に盛りつけて…という行程が解っていて初めて便利を実感する事ができ、自分の望み通りの食事をする事が出来る…という考えは面倒な考え

その面倒な考えが出来ることで便利をより効率よくこなす事ができ、なぜそのような結果が生まれたのか?という理屈まで理解でき、便利ツールによって思い通りの結果が出なかった場合に対処が出来るというもの。

常にそのような面倒作業の考えが出来る人、そういう知識を持っている人に限って、先の先の先の先まで考えることが出来てしまう。

昔ではそういう考えが普通だったのかもしれないが、今の時代を考えると、先々のことまで考えられる思考というのはある意味超能力に近いものがあるのかもしれない。

先々まで考えられる思考…それは、過去の結果から未来を予測し現実を実行出来る頭
クリエーターや歌手・役者のような表現者であれば絶対条件。

面倒かもしれないが、先々まで考えられる人は、考えられない人よりも数十倍人生を楽しく生きられていると思う。
知らないよりも、知っている方が不安も少ないし逆に未来が楽しくなる。

鬱病やニートが増えた今の時代の原因は、便利になり過ぎて物事の対処が出来なく不安を感じまくってしまっていることが原因だと、ボクは考える。

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