先日、小劇場の音響を担当してきまして…
ものすごく難しいな…と思った部分が多々ありまして…
お客さんが入場したり天気が変わったりして音が変わる…というのは想定内なので全然問題でもないのですが
てか、全12回公演中4日くらい雨降ったし…
(-_-;)マジ音変わりまくり…
一番つらかった部分
音響ブースから外音を確認出来ない…という点
いや、確認出来るんだが、小さな小窓が客席の一番奥にあって
そこから頭出して音を確認しなきゃならなかった…
プラスアルファで、空気がメッチャ悪い!
…百日咳みたいになって、公演終わって一週間経った今
まだ咳が続いてる…
(-_-;)
今回音響担当した演目がミュージカルだったので
演技あり歌あり踊りあり
盛りだくさんなのです
だから色んな所に気を使わなきゃだったので
音が大変だったのです
(-_-;)
演出家の意図だったり
お客さんの空気だったり
演者のテンションだったり
色々なモノが目まぐるしく変わるので
毎回音が違いました…というか、音が変わるからその都度、目的の音に調整しなおさにゃならんくて…
(-_-;)
で、今回見つけ出した一つの答え
『音と演者の声の距離感』
人間つーのは不思議なもので
極限に達すると色んな事に気が付き
色んなことが出来るようになるもんなんですね
生声+フットマイクの拾う音+スピーカーから流れる音楽(ステージモニター+客席メインスピーカー+客席後方サプスピーカー)
こいつら全部の音を制御するのって普通頭で考えたら爆発しそうになるし答え見つけられない…って思っちゃうと思うけど
冷静に考えると…
生声だけは音響ブースではどーすることも出来ないって気が付く
つまり、演者に合わせていく音響にせねばならない
要するに、きっかけで音を出したり消したりするだけのオペレーションでは、この公演自体をぶっ壊してしまう可能性大
なのであります
…ということで、ボクが取った行動思考は
舞台を真剣に見ながら、楽しみながらのオペレーション
でした(汗)
舞台見てると、ちゃんと見ちゃって楽しんじゃってのめり込んじゃって泣きそうになったり、次の自分の作業を忘れがちになっちゃうから
現実と物語の世界を行ったり来たり…の頭で挑みました
結果、ミス無しでホッと一安心出来たんですが…
まぁー厳しかったよ!w
今なら聖徳太子になれるかも…みたいな感覚になりましたよまったくw
音について…
壁を隔てたところで音を聞いてオペレートする難しさ
そこで気が付いた音像を、自分のメモとして画像にしておきます
しかしアレだね、現代人だから(?)
カラオケ慣れしているというか、マイクありきの歌声を出す人が多いですね
もっと空間の空気に意識を持っていかないと
舞台っていうのは歌声が栄えないんですね…
ということをモニターしてて感じました。
今回音響で関わったミュージカル
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
演技家Presentsミュージカル「カレーライス物語」
http://engiya.works/curry/