例の激安中国製マイクの改造

例の激安中国製マイクの改造その2

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今まで時間と勇気が無くて改造レベル1までしか行ってませんでしたが
(;^ω^)
この度、勇気をもって「やり切る!壊れても悔いなし!」の精神で挑んでみましたので個人的なメモ程度に書きます

ちなみに前回の記事はコレ→https://kemujin-music.daa.jp/archives/1591

で、今回の改造レベルなんですが
一気に最終レベル3のフルチューンまでやっちゃいました♪(≧▽≦)


で、気になる音質ですが、マイク改造完成してミキサーに繋いでスピーカーから音を出して動作チェックのつもりで
「アー…」
ってなんとなしに声出したんですが、その瞬間ゾワっと(・・;鳥肌たちましてw
今までに無かった様な生々しい声がスピーカーから出てきたんですよwww
プロスタジオの収録の時に使ったノイマンの30数万のマイクの音質を少し思い出しちゃいました…
軽々しく「クリアな音質」って言えない感じ
他になにか良い音質の表現ないかなぁ…って考えたんですが
一番シックリくる言葉の表現が
「生々しい」でした(;´∀`)

わずか数千円のamazon中国製(?)コンデンサーマイクです
それが…
改造を紹介してる方の記事にもあった様に
「超高級マイクに匹敵する!またはそれを超える!?」
と謳ってるのもあながち間違いじゃない!
なんていうか…収録失敗してもマイクのせいに出来ない感じ?w
下手な歌とか演技とか、イントネーションとか滑舌とか、ブレスとか吐息とか
ガッツリ拾っちゃうからね⭐︎

けれどもココまでに来るのには結構苦労がありましたボク(・・;

苦労その1、ボクの工学系知識は電気はプラスからマイナスに流れる…くらいしか知らなかったのでw 本当にできるか?がまず疑問ではありました
そしてハンダを扱うのは中学の授業以来なので何十年ぶりの作業w
ちなみに基盤いじるのはほぼ人生初?…いや、中学の時の授業で1回だけ抵抗つけたっけかな…?くらいのレベルw

苦労その2、「ビビり心配性」が発動し、改造記事通りにやるだけなのに、解らない言葉とか型番とかをメチャメチャ調べました(;^ω^)
で、調べたあげく、心配と不安で中々行動に移せないっていう…ねw

苦労その3、B型特有の「思い込み・勘違い」で、改造紹介記事通りにやればいいだけなのに、途中の作業を勘違いして組み立てたら音が出ない…とか、やっとできたと思ったらハンダ付けする部品の角度が悪くて最後基盤がしまえなくなってしまったりw

こういう苦労も、いまや後の祭りなんですが(;^ω^)
その時は、メチャメチャ勇気が必要だったり、それと同時に不安が襲いかかってきたり、
音が出なくてメチャクチャ落ち込んだり…勝手にコレを挫折と捉えて前進できなくなったり…w

でも、寝て翌日になると急に気持ちが反転してたりするんですよねw
こういう時はB型で良かったと思いますボク(;´∀`)

今回のコンデンサーマイク改造で気がついたこと
・不安は事前に予測し拭い去れ!
コレは改造だけじゃなく現場でも同じ…自分の最大限を引き出してその時の全力を出し切ることが大切

・相手の言葉をちゃんと理解しろ!
言われたことを自分なりの解釈しちゃうと失敗する…っていう、まぁ普通に会話などコミュニケーションを取る時によくあるアレね(;^ω^)納得せずに話半分で聞いちゃうからダメなやつ

・銅を刃物で切断するのは中々難しい!
銅は柔らかいと思ってもされど金属!特に基盤という樹脂の上に乗ってて、力を入れすぎると基盤壊れちゃうし、力入れないと切れないし…初めは削るようにカッターを使ったんですよ
けど全然切断できなくて…ただ銅が磨かれてピカピカに…w
なので力を入れすぎず入れなすぎずの絶妙な力加減で、銅に直接垂直に刃を当てて何度も何度も優しく切れ目を入れ続けて…ようやくできたんですが、ボクは乱視でよく見えなくて(笑)
だからスマホのマクロレンズつけて撮影して拡大して確認しながら…を繰り返したものだからメチャ時間かかりましたよねww

・その道のプロの発言は、それなりに重く、信用度も高い!
できないことをやろうとしたら、まずは自分の頭だけで考えちゃうから上辺だけになって核心に到達できず、結果悔しい想いをしてそれが嫌になってしまいます
なので、できる人の教えを乞うというのは非常に大切!その人がプロならば、その人が今までに経験してきたことをダイレクトに知れるし、時間と経験の量が格段に違いすぎるから、自分のレベルアップの度合いがただ知ってるだけの人に乞うより全然違う!
故に重さが全然…もう雲泥の差よねw

はい、ということで、備忘録てきな感じでしたが
amazon中国製(?)コンデンサーマイクの改造記事でした
コレからバリバリこのマイクで歌手とか声優とかの収録しようっと(^^)♪

2件のコメント

  1. はじめまして 2016年正月明けにこの改造を提案したShinです。
    その1、その2と読ませていただきました。
    まさにおっしゃる通り、ご苦労の跡がしのばれます。一応なんらかの自作経験をお持ちである前提で記事を書かざるを得ないので、私の分かりづらい何篇にもわたる記事からご理解いただきました。
    kemujin 様はこのマイクの 心底優れた部分までつかんでいただいた数少ない方です。たいていはいいとこ取りをしたつもりが肝心な部分がパスされて「改造前と何も変わらない」など、捉えどころを誤ったものを数多く見てまいりました。ブログNo.1607、1608でヨーロッパ一流マイクとの鳴き合わせ比較結果が出てまいりますが、たいへんポテンシャルの高いマイクに仕上がっているはずです。
    どうぞこれからもよろしくお願いいたします、ありがとうございます。 Shin

  2. Shin様!?
    ありがとうございます!!
    ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
    まさか本家の方からコメント頂けるなんて思ってもいなかったので物凄く感激と動揺をしておりますww
    記事を読んでいただけて感激です!
    そうなんです!まさに苦労しまくりました…けど、ボクは意外と負けず嫌いなので(笑)「電気=プラスからマイナスに電気が流れてるだけだろぉ??」(偏見)っていう偏った考えと、絶対に出来るっていう自信を捨てずにやったら…「出来た…(゚д゚)!」っていうこの感動がたまりませんでした!
    本業が作曲家ということもあり、他に無い自分だけのものを自分で作り出すっていうことがかなり好きなので、このマイクにはどこのブランド製品よりも「愛着」が湧いてしまいました♪
    それもこれもShin様の記事のおかげです!ありがとうございます!
    p.s.
    Shin様のその他の記事も楽しく読ませてもらっております
    BM800以外のマイクもShin様の記事を参考に改造させてもらってます
    舞台音響をしたとき、ガンマイクでの集音を舞台会場側から提案され、即Shin様のブログ記事を思い出しまして…
    そちらもまた感動させて頂きました!ありがとうございます!

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