ボーカリストは耳が命

ボーカリストは耳が命

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作曲をしていて…
音響をしていて…
レコーディングをしていて…

常々思うのですが、
人間の歌声はどんな楽器にも勝ります

何故か?と言うと
・どんだけガチャガチャ音が鳴っていても、絶対に人の声に耳を傾けてしまう
・人間の声ほど表情豊かな楽器は他に存在しない
・美しい音から汚い音まで色々出せる
・その場の雰囲気によって音色を変えられる
などなど、例を挙げればキリがありません

しかし、それはボーカリストが音を聴き分けられて
「今からどんな音を出そうか?」
をシッカリ判断できた人だけの話
俗にいう「歌が上手い人」だけということです

“音を聴き分ける…”

今回言いたいのは「聴く耳を持つ」ということです
ことわざでもあるように、自分以外のモノの音や言葉を聞き入れられ無ければただの自分勝手な嫌なヤツになってしまいます
ボーカルの声(音)も一緒

その場で耳に入ってくる音が何の音なのか?が解らなければ、その歌声は大衆に対して嫌な音を出す単なる迷惑拡声器になり兼ねないわけです

色々な現場で人の声を聴いてますが
嫌な音はスグに解ります
・歌ってる人がノリノリなのに、聴いてる人のテンションが駄々下がり…

歌唱指導のレッスンをしている際、そういうタイプのボーカリストに対し
ボクがよく質問すること
「何の音が聴こえますか?」
…まぁ決まってそういう人の答えは「自分の声」

“耳が大切”

インプットとアウトプットがしっかりと機能していて
何かしらのモノが循環している状態だと非常に喜ばれるこの世の中

ボーカルさんは、今出す音がどういう音が良くてどういう音が悪くて、自分はどういう声を出して表現したいのか…?
を判断する際「耳」が非常に大切になってきます
何故なら、音楽をするにあたり、音を捉える身体パーツは「耳」だからです

経験がある人もいるかと思いますが
中耳炎になってる間、歌が下手になります
難聴になった瞬間、歌い辛くなります
耳の障害を患った時から、歌だけでなく声帯を使う作業が非常にコントロールし辛くなります

音楽人の中でも”ボーカリスト”が一番耳を大切にし鍛える必要性がある
とボクは考えます

今までボクがボーカル指導をしてきて
「聴く耳を持たない人」に「聴く耳を持たせた」結果
・人気が出た
・ファンが増えた
・フォロワー数の桁が変わった
・オーディションに受かった
というようなことが起こり始めるボーカリストが多い印象です
これってつまり、色んな人に「認められた」結果なんだと思います
そんなボーカルさん達の感想を後日伺うと
「生きる自信がついた」「音楽が楽しくなった」
と、ほとんどの人から同じような意見を頂きました

音楽としても、人間としても「耳」は非情に大切な身体パーツ

ボクは音楽レッスンをしております
その際に「普通の先生とはちょっと教え方が違う!」をテーマに指導させて頂いております
その内のヒトツが今回の記事にさせて頂いた内容の”耳を鍛える”ということです
歌の先生で「聞く耳を持て!」なんて言う人はあまり見たことがありません
大体の先生が声の出し方や身体のコントロールの仕方(アウトプット)を指導されてるように感じます
ボクはその逆…というか、その手前というか、
とにかくインプットの部分が無ければアウトプットも出来ない…という考え方で指導を行っております

金澤健二(KenZ)の音楽レッスン
http://artist-revolution.com/musicography-lesson/
http://artist-revolution.com/DTM/
金澤健二(KenZ)が講師をしている歌い手のためのレッスン
https://peraichi.com/landing_pages/view/kakekomidera

これ以外にも今後、
“世の中の音楽人のためになり、その音楽人を見ている人が幸せになる”
そんなレッスンを…ボクなりに増やしていきたいなと現在考案中です
もの凄くきれいごとに聞こえてしまうと思いますが
ボクがレッスンを行う目的は、幸せになる人を増やしたい…今はただそれだけです

※ボクの知り合いで、約一名だけほぼ耳が聞こえないのに歌ってパフォーマンスをされるアーティストがおりますが(アツキヨ)
その人は別格なので例外、ある意味奇跡ですw

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