コード感

演者はメロディ感よりコード感を鍛えるベシ

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今回はコード感が大切というお話

現代では色んな音楽があるが…
伝統的な音楽やクラシック音楽に関しては、一音一音間違えてはならない

がしかし最近の音楽は、一音を大切にするようなそういうストイックな音楽は非常に少ないように感じる

メロディとは?

作曲方法を知ってる人であればほとんどの人が知ってることではあると思うが
メロディというのは、ある単音の動き(モチーフ)が連なって出来たモノである
この辺はボクが作曲レッスンで「メロディの作り方」という非常に簡単だけどムチャクチャ奥深い項目で教えてる部分なんだけど、最近の音楽ではこの辺はあまり重要視されずに作曲されてるように感じる…文字と音の動きで人の心を突くような音楽をあまり耳にしない
それよりも、もっとフワッとしたところで何となく雰囲気が伝わればOKって感じのコード重視の音楽が圧倒的に多い傾向にある気がする

コードとは?

作曲の勉強をしたことがある人であれば必ず通る「コード」
コードとは、いくつもある楽器が同時に色んなメロディを演奏したときに、なんかいい感じに音が重なってなんとなく素敵って思える部分…というか色んな音の集合体みたいなところを良く分析してみると、なんとなく使われてる音が同じような…そういう部分の音というか空間というか箇所に鳴ってる音がコードである

現代人の音楽はほぼコード重視で作られているように感じるので、このコード感が非常に大切になってくる
AメロでもBメロでもサビでも、落ち着く部分や盛り上がる部分、始まったり終わったり、そういう一連の音の流れみたいなのが分かってるのと分かってないのでは、表現として披露するときに結果が大きく違ってきてしまう

TDS

作曲を勉強した人なら誰もが通る道「TDS」
東京ディズニーシーではないw
トニック(T)ドミナント(D)サブドミナント(S)
この一連の流れのコード進行に近いものを多分に意識するだけで、表現レベルは+20はアップすると思う
そこにシッカリとメロディを奏でたり自分のパートの仕事をすると尚ヨシ

音楽をする上での命綱は「耳」

1つの音を追いかけるだけでも慣れてない人からすると容易ではない
しかもコードという同時にいくつもの音が鳴っているモノを捉えるのはそんな人からすると神業に近いレベル

KenZ流!音楽教室」では、そんな神業を素人同然の人でも長らく音楽をやってきた人でも気軽に手に入れられる場として作りました
なぜ作ったか?それは、
簡単に言えば、現代では音をシッカリ聴く人が少なくなってしまったから
難しく言えば、現代の音楽はとても音数が多くしかも楽器の種類も非常に多く、普通の人には聴き分けるのがかなり難しいレベルになってきているから

音を聴き分けて表現するとはどういうことかというと…
視力5.0の人がバードウォッチングをするようなもの

音楽において、音を聴き分けるというのは非常に大切且つ命綱である…どんだけ歌が上手い人でも中耳炎とかになって音がちゃんと聴けなくなると、ムチャクチャ下手になってしまう…とにかくちゃんと聴き分けられる耳って大切!

コードは物語の背景

ボクは作曲レッスンの時に
「メロディと歌詞が主人公で、コードは背景だ」と説明する
つまり、今どこで何が行われていてどういう状況なのか?という雰囲気的なもの

耳が良い(聴き分け能力)演者はマジ素敵

音楽の表現者であれば、世界観を汲み取って伝えるというのは必須作業
コード感は絶対音感が無くてもコツさえ掴んでしまえば誰でも捉えることが出来る
演者の皆様は是非このコード感をたくさん感じて表現に使用していってもらい、これからの音楽の世界をさらにさらに発展させていってもらいたいと願う。

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