空気の作り方

ステージ上での空気の作り方

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ボクは普段、音響さんや音楽制作・音楽の先生なんかを行っております
つまり…音で何かしらの表現をしてるのですが、その際にとてもやりやすい時とやりにくい時があります

ステージ上で空気を作れる人

ステージ上で空気を作ってくれる素敵な演者さん相手だと、すごく楽に音を出せたり、音を作れたりします
これって不思議だなとずっと何年も思ってて…

で、そのなんでだろう?をずっと考えていた時に気がつきました
音を出すタイミングだったり、この音!と言える音を作れる時って、それ以外に考えられないんです
どういうことかというと、このへんで音を出す…じゃなくて、ココで音を出す!というように、答えが点なんです
つまり、答えがいくつかあってそこから一番良さそうなモノを選択する…っていう考えにならない

コレしか考えられない! この一点だけなので、答えに迷わない

ステージ上で空気を作れない人

逆にステージ上で空気を作れなかったり作らない人への音出しだったり音作りは非常に迷います

どうしたら良いのかがわからない…多分このへんだと思うけど…本当にこれか?

みたいな思考になってしまい、演出もなければ目的もわからない…つまり「何がしたいの?」みたいなグズグズな結果になってしまいがち
ステージ上で空気を作らなかったり作れない人の答えって、点ではなく、線だったり面だったりします
音の世界という超高速で一瞬しかないタイミングで、無数にある答えを選ばされる…そりゃグズグズになりますよw 選ばされるんじゃなくて、なんでも良いからとっ捕まえないとそのタイミングは目の前を過ぎていっちゃいますからね…シンドイですよ

ステージ上で空気を作る…とは?

ステージ上で空気を作れる人と作れない人の圧倒的な違いは一目瞭然
では、具体的にその違いは何か?というと「演技」これに尽きる

演技ができる人の特徴

何をしてるのか、何がしたいのか、ちゃんと伝わる
キレイ・カッコいい・年齢・ブサイク・ダサイ…容姿に関係なく「素敵」になる
結果、お客さんも裏方も共演者も皆を魅了してしまう

演技ができない人の特徴

何をしてるのか、何がしたいのか、良くわからない
化粧・衣装・小道具など実際に装飾するもの頼りになってしまい、人ではなくモノになっちゃう
結果、モノになってしまうのであまりときめかないし記憶に残らない

ステージ上では演技をすべき!空気は自分次第

ステージ上というのは自分を周りに注目させる場…つまり、見られる場
その場その場の目的に応じて、見てる人を楽しませたり悲しませたり笑わせたり泣かせたり
そこで演技をシッカリしていれば倍々で良くなり拍手喝采
だけど演技ができていなければ、倍々で悪くなり誰の記憶にも残らなくなる

つまり、演者としてステージに上がるのであれば、代表者としてステージに上がるのであれば
自分に与えられたポジションを良く理解し、シッカリとステージ上で演技さえすれば
自分も見てくれてる相手も間接的に話を聞いた人も全員を幸せにしてあげられる

ステージ上の空気は自分勝手はダメ…リーダーの気持ちが大切

ステージという場は一方的に見られる場で、演技で自由に空気を作れる場だけれども
自分勝手にそれをやっていても誰も相手にしてくれない…そんな不思議な場

で、成功してる人を見るとどうなっているかというと、リーダーのようにその場にいる人の先導者のようなリーダーのような存在になっている

つまり、ステージ上はただ見られる場なのではなく、ただ自由に空気が作れる場なのではなく
王様のような、大統領のような、皆を引っ張っていくリーダーのようにならないと最大の効果を得ない傾向にあるようだ

演技に始めるのに必要なことは動きとか言葉ではなく「思考」

何をどうしたいか?を全身を使って表現する…それが「演技」のひとつであるけども
ただ言われたことをやっていても魂の抜けた演技みたいになっちゃってつまらなくなってしまう

そこに演技をしよう!という「思考」があるだけで、演技に魂が宿ってしまう

音でも演技を簡単に習得できる

まさにボクがそうなのですが、ボクは演技の勉強を全くしていませんw
が、演技の先生や演技役者など、演技に関わる人たちからは「ちゃんと演技ができている」
と言われます

ボクは音楽制作をしている時や音出しをしている時、常に「なんのために今この音が必要なのか?」
を常々考えています…つまりそこに答えがあるのかなと…

音を理解しちゃんと聴いて、それを表現として3Dのこの世界に出しています

それを覚えたのが「音を聴く」ということ
ただ聴くのではなく、ちゃんと目的を持って音を聴く

KenZ流!音楽教室では、その音を聴くというトレーニングをすることができます
音楽歴20年以上、その中で気が付いたことをギュッと凝縮した、耳を鍛えるワークショップ
ボクにしかできない、ボクだからできる方法でエンターテイメントを築くみらいの人たちの基盤を作ってあげられたら良いな…そんなふうに思って作ったワークショップです。

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