音響の仕事をしていて良く感じる事
「もう少しマイクのエコー下さい」
そんな風に言ってくるアーティストの方がいます。
(ホントに…?)
って疑っちゃうコトが結構あるんですが…
それで本当にエコー(リバーブ+ディレイ)をかけると
「もう少しカラオケっぽくないやつをお願いします」
って言われる。
(-_-;
次にリバーブだけにすると
「これです」
と言われる…。
(-_-;
知らないって怖いですね。
ボクもホンイキのPAさんじゃないけど
ホンイキのアーティストさんにエコーとか自信満々に言われるとその人を疑っちゃいますもん…(汗)
まぁそういう人に限って、よく分からないステージを繰り広げるんですけども…。。。
だからちゃんと理解した言葉(用語?)じゃないと怖くて使えませんよね
(;´∀`)
さて、エフェクトのリバーブとディレイとエコーを知らない人の為に分かりやすい画像を作ってみました。
時間軸は左から右へ。
まずリバーブ。
これは、音が反響して残響が残る効果を付けるエフェクト。
次にディレイ。
これは、鳴った音が指定したタイミングで遅れて鳴り、指定した強さと回数分だけ鳴るエフェクト。
次にエコー。
これは、リバーブとディレイの合わせ技。
それぞれどんな感じかっていうと、
リバーブは銭湯とかお風呂で声を出してみた感じ。
ディレイは山びこ状態。
エコーはカラオケとかスナックのイメージ(;´∀`)
この言葉を使い分けるだけで、PAさんとの距離がグンと縮まる…そう思います。現に、ボクがそう感じました。
PAさんとの距離が縮まると、本番できっと得をします。音を牛耳ってる人を味方につけるワケなので、これほど心強いことはありませんよね。
こういうところから、知ったかぶりをする人、いい加減な人、テキトーな人、嘘をつく人、自分の事しか考えてない人、など
簡単に見抜かれてしまうので、分からない知らないなら変に背伸びしないで、相手に伝わる自分なりの言葉で説明した方が良いですよね。
現場を混乱させるよりずっとマシですよ。
用語や難しい言葉は勉強してシッカリ覚えてからでも使うのは遅くはないと思います。
(;^ω^)