作曲をしていてつくづく思うのだが…
悪知恵が働かないと本当に良いことが出来ない…と思う
誰が何をどう良く思うのか…というのは人それぞれなので
一概に良いこと・悪いことというのは判別し辛い
ということは…
自分は良いことをします!しております!
と豪語している人は、その人だけが良いと思っていることをしているだけに過ぎない…
正義を気取る人は偽善者だ…と良く聞くが…
まさにその通りだと思う。
何故ならそういう人は、自分が良いと思ったことだけを見て
自分が悪いと思うことからは目をそらして気付かないフリをしている傾向にある…残念ながら
昔はボクも正義を気取る側の人間でした
しかし、もっとその先、先の先のさらに先を見つめることが出来るようになると…
正義の先には悪知恵というモノが存在していて、その悪知恵は人間の心を操作して良いことをする…ということに気が付いた。
つまり、正義と悪は一対。それぞれ同じところに存在しているように思う
太陽と月、光と影、陽と陰…
色んな例えが出来ると思うが…つまりそういうこと
相手に良いことを感じてもらうのであれば、
その人が良く思うであろうことを知らず知らず感じてしまうように仕向ける…という作業をしているに過ぎない
楽曲制作という誰かに何かを伝える作業をしていると、
人の心をどのように操作すれば自分の思うような結果を得られるか…
ということばかりを考えてしまう
普段作曲レッスンで教えている時にボクがよく言うこと
『作曲するときは戦略的に攻めないといいモノが作れない』
普通の世界観をものすごく良いモノに感じさせてしまうように戦略的に作る…という意味
綺麗なモノはそれだけを見ていると見慣れてしまい、本当の綺麗さが解らなくなる
しかし、汚いモノと一緒に綺麗なモノを見ると、綺麗なモノが普段の何倍も綺麗に見えてしまう…つまりギャップ
正義も、ちゃんと悪を理解し見据えていないと本当の正義を表現するのは難しい
大人になればなるほど心が淀んでいくくすんでいく…という言葉の意味の通り
人の上に立つ人間は、しっかりと悪い人じゃないと、正しい道へ導けない…と感じる
そう考えていくと、悪というのは、正義の立役者
色んなモノから虐げられ嫌われ正義にやられる…かわいそうだが
その存在を知るものからは絶大なる信頼と尊敬を得られる…
てことは悪は功労者ってことになりますね…。
(;´∀`)オツカレサマデス
ボクは今ではスッカリ…悪の人間になりました♪
♪ヽ(´ー`)ノ♪