恐怖

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人の心理とは実に単純で、
理解出来るモノに対しては安心し
理解出来ないモノに対しては恐怖する。

何だかわからないモノと言うのは
人にとって予測不可能な結果を生み出すバグのような存在…
つまり、機械製品で言う「Error」である。

機械製品が「Error」と判断した場合、指示通りの作業を行わず、指示を無視する…。
と言うか、実行する選択肢が無いので実行出来ない。

人の場合「Error」とも思える良くわからないモノを目の当たりにすると…
どうして良いか解らず、予測が出来ないので、先ずは自分の身を守る防衛本能が働く。
もし安全だと判断した場合は、良くわからないモノをとてつもなく素晴らしい存在と思い込み、崇拝する。
もし危険だと判断した場合は、とてつもなく身の危険を感じ、恐怖心が増大し、パニックを起こす。

今まさに自分が感じていることの1つがこの「恐怖」
何に対して恐怖を感じているのかと言うと
原因が解らない体調不良。
かれこれ2週間以上も咳が止まらない
薬を飲んでいるが日に日に病状悪化
病院で薬を処方してもらってる
血液検査の結果待ち←イマココ(;´∀`)

専門家による対処は行っているが、症状が悪くなっていて、原因究明まで待たされている状態なので、自分の頭の中では、様々な憶測が飛び交い、良からぬ結果を何十種類も導き出し、でもなんて事ない結果もいくつか導き出し、あと何日続くか予測出来ない辛い症状をどう対処してみるかを考え、最悪の場合、今の生活をどうするか…誰に何を残そうか、残される人への配慮や、今後の振舞いをどうするか…。

などなど、思考が混沌としてちゃんと計算通りの結果に結び付けないまさに「カオス【CHAOS】」状態なのが恐怖の原因で有ることが解る。

逆に、「ロウ【LAW】」の場合だと、既に計算され尽くした結果に結び付くので、とても安心。
どのような事でも、問題が出て来たとしても、どの様に対処したら良いかを導き出す計算式が出来上がっているから、何も迷う事はない。

迷いの原因は「カオス【CHAOS】」であり、恐怖であり、そのモノが住み着く場所は己の心の中である。
恐怖は己の心中以外に在らず。

この恐怖を取り除くために人は宗教という「ロウ【LAW】」の世界を創り上げたのだろう。恐怖から逃れるための、これも一種の防衛本能か…。

それを考えると、人の心の容易さが見えてくる。

「ロウ【LAW】」は、原因が解っているモノ。過去に例がある存在。思い出。結果論=最強の安堵感。

「カオス【CHAOS】」は、原因が解らないモノ。過去に例が無い存在。コレから何なのかを探究していかなければならない事例。予測出来ない=最悪の恐怖心。

つまり、「ロウ【LAW】」は過去のことで
「カオス【CHAOS】」は未来のこと。

それから、違う角度からこういう事も考えられる。
「ロウ【LAW】」は、既に決まりきっていることだらけで、発展が無い、現状維持。
「カオス【CHAOS】」は、まだちゃんと形を持たないもので、発展の可能性が多分にあって、未来がある。

こんだけLAWだのCHAOSだの言ってると女神転生を思い出してしまうが♪
そう考えると、天使側のLAWの種族は、実にツマラナイ世界を創り上げようとしていたんだと気付く。
逆に、悪魔側のCHAOSは、実に楽しく未来のある世界を創り上げようとしていた…まさに人間社会に相応しい。
という事は…?
天使はCHAOSから逃れるために必死にLAW社会を創り上げようとしていて…これって恐怖を感じているからこその行動…?だよね?
つまり、秩序を保とうとするのは心が弱いから、恐怖を感じているからの行動…。

悪魔は未来が無いLAWをツマラナイと考え、常に発展と変化をもたらし、そこに楽しさと希望を見出していた…。人間のことをよく理解していた…人間社会に相応しい状況。

てことは、LAWよりCHAOSの方が強くて楽しくて未来があるということか…。

恐怖から発展し、記事を書きながらこんなことに気が付いてしまうとは♪ちょっとラッキー♪
ヽ(=´▽`=)ノ

話しが逸れたが、つまり、
CHAOSの不安な未来を経験し、ちゃんと理解して原因究明して結果を出せると、
LAWの安心な過去として、自分の自信に繋がる…
ということですな。

さて、自分のいま抱えている恐怖をシッカリと理解出来るように、心を空にして余計なことを考えず、素直に結果だけを待つとしよう…。

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